stacking paper lid

スタッキングペーパーリッドは
新しい紙製のフタです。

紙カップの内側にセットして
使用することができます。

コーヒーと地球のことを考えた、
小さな取り組みです。

Japanese -

 English

about

紙カップに使われるlid(リッド)は、蓋(フタ)という意味です。
味覚の大半は嗅覚によって左右されると言われており、本来、コーヒーの香りや風味を最大限に味わうにはカップをリッドで閉じないほうがよいのです。

スタッキングペーパーリッド」は飲み口がないタイプが標準です。コーヒーを持ち運ぶときにこぼれないようにすることが目的ですので、飲むときはリッドを外し、香りを楽しんでください。飲み口のあるタイプはリッドを装着したまま飲んでいただけますが、なるべく風味や口当たりを繊細に感じられるように設計しています。

そして、必要の無いときはリッドの使用を控えませんか。目的に合った飲み方を選択することで、余分なゴミを減らしながら、今よりももっと美味しくコーヒーを味わえるようになるはずです。

design

プロダクトデザイナーの柴田文江氏が紙専門商社の株式会社竹尾の展示会「竹尾ペーパーショウ」で発表した作品を元に開発を行いました。紙カップにぴったり重なるようになっているので、簡単には外れません。最小限のサイズ・紙の量で使い心地の良さを実現しています。

持ち歩きのための、必要最小限の機能。リッドを外して直接カップから飲むことで、コーヒー本来の香りや風味を最大限に味わって頂けます。

team

樹脂廃棄による環境負荷が世界中で議論される中、コーヒー業界をはじめファストフードやコンビニエンスストアでは、ストローが樹脂から紙などの代替素材に急激に移行し始めました。
一方、より環境負荷が大きいリッドについては、これまで有効な樹脂代替が出ていませんでした。

今回の取り組みはこうした状況に最初の一歩を示そうという趣旨から、柴田文江氏の作品をもとに、紙専門商社の竹尾、紙カップメーカーの日本デキシー、および東京のサードウェーブコーヒー牽引役のひとつである神保町GLITCH COFFEE&ROASTERSが集まり、ものづくりとサービスの端境がない有機的な協議のもとで生み出されました。

環境負荷を低減していく上で、このスタッキングペーパーリッドが唯一の正解であるとは考えていません。
今回の取り組みを受けて、世界中の様々な関係者が次のアイディアを創出し、実行していってくれることが本当の意味で環境を守ることにつながるものと考えています。

柴田 文江

武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業後、大手家電メーカーを経てDesign Studio S設立。 エレクトロニクス商品から日用雑貨、医療機器、ホテルのトータルディレクションなど、国内外のメーカーとのプロジェクトを進行中。武蔵野美術大学教授、2018-2019年度グッドデザイン賞審査委員長を務める。著書『あるカタチの内側にある、もうひとつのカタチ』。

株式会社 竹尾

1899年の創業以来、紙の専門商社として、色や風合い、豊かな素材感をもつ高級特殊印刷用紙「ファインペーパー」の開発と提供を通じ、紙の発展に寄与してきました。国内外の製紙会社と連携して先端技術を取り入れると同時に、多くのトップデザイナーとともにクリエイティビティを刺激する素材としての紙を生み出しています。

株式会社 日本デキシー

1964年の創業以来半世紀以上にわたり、日常生活に欠かせない飲料用紙カップを始めとした食品用紙容器メーカーとして、社会のために貢献してまいりました。 近年、海洋プラスチックごみ問題をはじめとした地球規模での環境問題への対応は急務であり、紙を主材料とする当社の事業は、現代社会が直面する環境課題の解決に貢献できると考えています。

GLITCH COFFEE&ROASTERS

限りある時間のための、価値ある1杯を提供する。焙煎や抽出だけではなく、産地や農園、そして精製方法、品種にまで及ぶ全プロセスにこだわり、コーヒー豆本来の個性が伝わるような1杯を日本の喫茶店文化が息づく街、神保町で提供します。

event

DEAN & DELUCA ※終了

2020.6.15(月)~

いま、DEAN & DELUCAのカフェでホットドリンクをご提供するテイクアウト用カップのリッドは、プラスチック製です。持ち運ぶ際にこぼれにくく、便利。一方で、捨てる際に分別する必要があり、提供のたびにリサイクルできないごみを増やすことも、私たちは気がかりでした。それらの解決の一歩として、6月15日(月)から紙製のリッドのテスト導入をはじめます。数量限定のため、まずは都内一部店舗で実施いたします。

COFFEE COLLECTION
around 神田錦町 2019 ※終了

2019.10.31(木) - 11.1(金)11:00-19:00 
2019.11.2(土) - 11.3(日)11:00-18:00

純喫茶が点在し、本物のコーヒー文化が根付く神田エリア。国内外から世界最高峰の1杯を提供するコーヒーロースターを集めるプロジェクト「DISCOVER」を通して、神田錦町で本当に飲んで欲しいスペシャルティコーヒーが集まります。各店舗が選んだ豆の品種や焙煎方法の違い、それぞれのバリスタの個性を体験できます。スタッキングペーパーリッドを使⽤してコーヒーを提供いたします。

information

ご購入、お問合せは下記までお願いいたします。

株式会社日本デキシー

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